産業・組織心理学会とは
概要
■ 設立の趣旨
20世紀初頭以来,人間の生涯における重みを一貫して増大させてきた経営組織体およびそれをめぐる諸状況は,21世紀を間近に望む今日に至って,全く新しい局面を迎えようとしております。
産業文明の進化とともに諸先達によりその研究が開始された産業心理学は,心理学の応用領域の中核としてすでに目ざましい発展をとげておりますが,情報化社会の進展とグローバリゼーションの本格化に臨み,一層の質的飛躍を求める挑戦に遭遇しております。
このような時代的背景をふまえ,
❶ 個々人および集団が人間の可能性を基盤として成長し,
❷ 効率的であると同時に健康的かつ生きがいのある組織を形成し
❸ 心と行動の総合体として作業を遂行し,
❹ 文化的生活者として消費することのできる条件
を探究するために産業・組織心理学会を設立しました。
■ 研究分野
本学会は,この設立趣旨に沿って,研究分野を次の4部門に分かち,研究者と実務家,個人と団体の有機的連帯の下に,当面する問題と基本的問題の両面に光をあてつつ活動を展開しています。
❶ 人事部門 ❷ 組織行動部門 ❸ 作業部門 ❹ 消費者行動部門
大学その他の研究教育機関、および各企業、団体における諸先達ならびに同学の方々のご入会を切にお願い申しあげますとともに、広範なご支援ご協力を賜わりますよう、ここにご案内申しあげます。
■ 発起人
東 清和、佐藤 隆、生田日常光、古川 久敬、山田 雄一、稲毛 教子、佐野 勝男、西岡 昭、塹江 清志、横田 澄司、大川 信明、志津野和文、仁科 貞夫、正田 亘、横山 哲夫、大沢 武志、白樫三四郎、西山 啓、松井 賚夫、吉田 正昭、岡村 一成、杉渓 一言、橋本 仁司、松浦 健児、若林 満、金平 文二、関本 昌秀、蜂屋 良彦、丸山 康則、神作 博、田尾 雅夫、馬場 房子、万成 博、小坂 弘行、田崎醇之助、馬場 昌雄、南 隆男、越河 六郎、長町 三生、二村 敏子、宮本 昇